曹操来了!

輝け、青春!

 日本語学校

サードインパクトの兆候

セカンドインパクトの時がそうでした。
法務省(日本政府?)は、在留資格の許可率を下げる前にまず世論を作るのです。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4073/

まずは世論を作ってから許可率を思いっきり下げてきました。
当時のは「外国人犯罪増加キャンペーン」と言えるでしょう。10万人計画が達成されたこと、外国人犯罪が増加していることを「口実」に許可率を下げてきたのですが、あまりに厳しい状況から、当然、日本語学校から反発の声が上がり、私がいた日本語学校の事務部長も怒りの声を上げ、仲間内の日本語学校に団結を促しましたが、世論が出来上がっていたので、日本語学校が何を言っても相手にしてもらえませんでした。
このセカンドインパクトは既に伝説になっています。
日本語教育能力試験でも問われるほど、様々な場面で語り継がれていることなので、よろしければお調べください。

同様に、このようなニュースが増え、日本語学校への風当たりが強い世論が作られていくようでは、確実にサードインパクトが起きるでしょう。
注意深く見ていく必要があると思います。

ドイツからのメール5

ブログネタ
外国人入試 に参加中!
 かなり昔…。
 父親が死んだとかで、帰国するかこのまま進学するか、散々、悩んだ留学生がいた。
 死ぬ間際、父親が『男なら最後までやりぬけ…』みたいなことを言ったとか言わなかったとかで、俺の足元に土下座して、半べそかきながら頼みこんだイケ面野郎がいた。

 中国人学生。

 周囲の雰囲気は“お母さんひとり大変だから帰国しろ”みたいな感じだったのを、俺に対しては『後には引けない』とか『親父との約束』とか言いながら頼み込んでいた。
 『俺の言うことを100%実施する』って約束で俺のクラスで引き取り、誰もが予想だにしなかった“一橋大学合格”を果たし、進学していったっけ…。


 一橋大学在学中は、俺(のクラス)に何かあると必ず一番に駆けつけ、俺の頼み、つまり、奴の後輩たちを助ける手伝いをしてくれた。

 …あ、女の子のメルアドゲットする方法も教えてくれたっけ(笑)。



 そいつが、ドイツから丁寧なメールをくれた。
 一橋を卒業し、就職し、世界を股にかけて活躍している卒業生…。

 本当に懐かしい…。




 実は俺、ドイツ語検定2級を持っている。
 けど、それを取ったのは、もう17年も昔。
 なもんだから、2級取得なんて言ってもすっかり忘れてる。

 とりあえず、『今度遊びに来て下さい』って日本語は日本では社交辞令なんだって教えたけど、サプライズで遊びに行ってみようか?
 ウチのれいちゃん、この間、フランスへ行ってきたばかりだし。

 古錆びたドイツ語を試すチャンスだぜっ(爆)!!

 “ヴィーエ フレムデ シュプラッヘン ニヒトゥ ケントゥ ヴァーイズ ニヒトゥ ヴォン ズィナ アイグネー !”

 …って、ゲーテの言葉だけど、スペルなんぞ完全に忘れてるなぁ(笑)。








 ちょっとしたことがあって、卒業生に一斉メール送信をした。
 普通なら正月に送る一斉メールが、俺からのお願いメールだったもんだから、ことが大きくなった。卒業生が集まることになって、それに参加できない、って、ドイツから送られてきたメール。





♪どぉ〜いちゅらん どぉいちゅらん ゆ〜べ〜 あぁ〜れす! ゆ〜べ〜 あぁれぇす いん でぇ〜 うぇ〜る !!



 (ドイツよ、ドイツよ、この世のすべての物の上にあれ)






 そのメールの向こうに、一枚も二枚も、男を上げた“野郎”がほほ笑んでいた。




日本事情 〜幕末・明治維新〜5

ブログネタ
国際交流 に参加中!
 夏休み前、外国人向けに必ずやる授業がある。

 『日本の夜明け』

 明治維新。
 江戸幕末、ペリー来航から明治維新までの授業…。




 もう数年前から毎年やっている授業。
 卒業間近の学生たちに、最後に何かを伝えたくて考えた幕末ストーリー。
 初めの頃は日本語狂師の猛反対に遭い、卒業直前にやっていたけど、日本語教師の発想の異常ぶりが露呈されてからは完全に無視し、夏休み直前にやる。異を唱える者は無条件でクビ。なぜ、そんな馬鹿と仕事をしなければならないのか(嘲笑)!


 とりあえず、授業の目的はいくつかあるけど、まずとにかくあいつ等に『日本人なら誰でも知っていること』を教えたい、そんな感じで始めた。やればやるほど味が出てくるんだけど、やればやるほど、授業に使う写真がぼろぼろになってくる。幕末の志士たちを、B4サイズの光沢紙にプリントアウトした写真で紹介しながら、歴史の流れとドラマを説明。

私 『坂本竜馬を知らない日本人はいない。』

 けど、彼らは全く知らない(爆)。歴史マニアが知っているくらい。けど、歴史マニアほど戦国時代が好き。特に『信長の野望』(爆)。
 上野の西郷さんの前でわけも分からず写真を撮るのが静かなブーム(爆)。


 そこでいろんな話をしてやる。

 男子学生なら、その歴史的背景と幕末の志士たちの志に心打たれるのだが、女の子にはちょっと…ってことで、

私 『彼は女子高校生にも人気があって〜。』

 みたいな話も交えて続ける。

私 『写真は格好悪いけど、イケ面だったみたいだよ、土方さん。』

 確かに写真が悪い。大久保利通に至ってはゴリラそのもの(爆)。

 吉田松陰、坂本竜馬、西郷隆盛、勝海舟、大久保利通、高杉晋作、それぞれの人物を中心に歴史の流れを説明し、生麦事件、長州藩、薩摩藩、下関砲台占領、薩英戦争、新撰組、薩長同盟、大政奉還、王政復古の大号令、キーとなる言葉の解説と流れを説明する。

 始めは遠巻きだったのが、やがて身を乗り出して聞き入ってくる。
 関心を持ち始める。
 誰も寝ない。
 私語は…あるけど、私の説明に対する議論や疑問をお互いに投げかけている状態。

 授業が進み、歴史はクライマックスへ。

 鳥羽伏見の戦い、戊辰戦争の流れ。
 江戸総攻撃開始の直前、官軍に乗り込んで来たのが『勝海舟』。
 西郷隆盛と勝海舟の会談の後、江戸城無血開城が行われた。この時、いろいろな話がなされ、いろいろな説があるけど、私が一番大きいと感じたのは外国の干渉。
 官軍の後ろにはイギリスがついている。江戸幕府の後ろにはフランスがついている。もし江戸城総攻撃となって戦火が交えれば、幕府はフランスに救援を求め、それに対抗すべく官軍はイギリスに救援を求め、英仏が日本へ干渉してくる。
 これって、他の植民地支配と同じ構造だ!

 外国人学生の目の色が変わる(爆)。




 ずっと意識して話すのは、勝海舟だけでなく、さまざまな人物の物語り…。
 終わる頃には、それら歴史上の人物のファンができている。卒業前にやると、その後の和服着付け教室で皆が皆、坂本竜馬のポーズで写真に写るくらい(爆)。

学 『○○(事件)があったから日本は〜。』
学 『○○(人物)がいたから日本はアジアで唯一植民地支配から免れた。』

 興奮しながら思い思いのことを口にする。それは、様々な人物の思いが交錯して出来上がる『三国志』を読んだ後のよう。

 彼らが全く知らなかった日本の姿を教える!
 そして、幕末・明治維新ファンが大勢誕生する!!

 …っつうか、ここら辺の歴史、普通に面白いもん(爆)。



 余裕があれば西南戦争まで進め、そして、彼らの思い思いの疑問にこたえつつ、時計を見ながらタイミングを計る。

 終了間際のタイミングを計って、最後のメッセージ…。




 戊辰戦争では多くの“名もない兵士たち”が戊辰戦争で命を落とした。
 こんな話題には、

学 『そうです。中国でも革命や解放戦争で活躍したのは将軍ではなく、名前も知らない多くの兵士たちでした。』

 …みたいな反応が来る。それを誘う。


 そして、

私 『戊辰戦争で死んだ兵士たちは、今、どこにいますか?』

 …の質問に、

学 『○○墓地!』

 …と、適当に知ってる名前を言った学生の答えにみんなが大爆笑。
 すると、ある学生が嫌な顔をしながら、

学 『違います!!天国です!!』

 …ほぉ、幕末ファン誕生(爆)。



私 『いいえ。天国ではありません。』

学 『そんなことありません!国のために戦って死んだ英雄です。地獄へは絶対に行きません。』


 “愛国教育”を受けて育った国の連中は、『救国の英雄話』に敏感。
 半ば興奮気味に自分の考えをぶつけてくる。




私 『はい。地獄へも行きません。そして、兵士だけでなくさっき話した吉田松陰や坂本龍馬、高杉晋作もそこにいます。』




 目を輝かせて聞いてくる。




学 『それはどこですか!!!?』


 そんな純朴な中国人、韓国人、東南アジア人たちに対し、


私 『はい。実は彼らは今ここにいます。』




 …と言いながらホワイトボードに写真を貼る。












私 『 靖国神社です。』



靖国神社







言葉の力5

ブログネタ
日本語 に参加中!
外国人入試 ≫

 外国人と話していると、日本語が通じない時があります。
 それを勘違いして、通じていると思いこんでしまう時があります。
 相手は日本語が通じていないのに…。

 それで時々同僚の日本語教師とも『あいつは日本語が通じていない。』『いや、通じてる。』だのと意見が分かれたりもします。

 …っつうか、私たちも経験しているでしょう。
 海外旅行で、ホテルのフロントで、英語の説明を聞いて、分らなくてもつい『イエス』って。

 日本語が上手になった外国人でさえ、時々、そういうことが起きます。
 特にトラぶって、パニックになっているような時、彼らは母国語で思考しています。
 その結果、よくわからない日本語でも、つい、うなづいてしまうんです。

 それでトラブルが起きました。



 外国人の大学入試は、6月の留学試験が大切です。11月ではありません。

 この私の言葉を思い知る季節になりました。

 そんな中、うちのエースと思われる中国人学生が、6月に受験した日本留学試験の受験票を無くしました。

 彼は、6月の留学試験で高得点をとっているので、11月を受験するくらいなら、大学の個別試験のための勉強をした方がいい、ということで11月を受験させませんでした。

 その彼が受験票を無くしたのです。

 ただ、再発行してもらえば簡単です。

 ところが、ここで問題が起きました。

 担当者が『スコアもないの?』

 と聞くと彼は、

 『はい。』

 と答えたのです。

 『スコア…。』


 受験番号が分らなければ、再発行はできません。
 実は、受験番号の控えのためにコピーしていた資料を、手違いで処分していたのです。
 そして、いろいろ調べた結果、無理そうだということで、その担当者は

 『コピーがないと再発行はできない。』

 と答えたようです。


 絶望です!

 彼が目指していたのは早稲田大学、慶応大学、上智大学!

 11月試験を受けないため、出願は絶望!!!

 どうしたらいいのか?


 丸1日悩み、苦しんだのでしょう。

 ぽつりとメールを送ってきました。

 以下、メールのやりとり。



彼『お忙しいところをどうもすみません。明日、ちょっと相談していいですか?今日は悪い1日でした。』

私『おう!どうした?』

彼『11月の留学試験と一級の試験を申し込みませんでした。早稲田と上智は受験票がないからダメになりました。慶応は一級の試験の成績がいるので。』

私『誰がダメになったと言いましたか?』

彼『出願書類に受験票と一級試験の成績が書いてあったんです。いけないみたいです。』

私『だからどうした?』

彼『6月の受験票をなくしました。』

私『再発行してもらえ。』

彼『再発行できないんです。』

私『誰が言った?』

彼『○○さん(前述の担当者)』

私『ちょっと待て。授業中。』


 なんと、私は(日本人の)予備校の授業で、生徒に問題演習をやらせている際、こっそりとメールしてました(爆笑)!酷い先生だ!!
 授業後、喫煙室から。


私『○○さんは、なぜ再発行できないと言いましたか?』

彼『資料にそう書いてあると言っていました。』

私『どの資料だ?』

彼『留学試験の資料に、そう書いてあるみたいです。』

私『受験番号は分からないのか?』

彼『成績通知書はあります。』

私『なぜダメなんだ?』

彼『それは…○○さんがそう言ったから…。』

私『コピーがないと再発行できないかどうか“自分の目”で確かめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!いいかげん、怒るぞ!!!!!!!!!!!!!!!本気で入りたければ、たとえダメでも、最後の最後の最後まであきらめないであがくんだよぉぉぉぉ!!!!!!!俺はそんな奴しか応援しない!!!!!!』

彼『ごめんなさい。私がそれを聞いてあわててしまいました。最後の最後まで頑張ります!』


 そして、その後、実際のことを説明し、最後に彼へのメッセージの言葉を送りました。

 そのメッセージへの返信。


彼『はい。ありがとうございました!本当にありがとうございます。本当にありがとうございます。合格するまで頑張ります!ありがとうございます。ありがとうございます。』


 雨降って、なんとやら…。



 習慣の違いというか、中国人はどうも日本人の言うことよりも、中国人同士の議論を信用するようで、何もしないうちにから『だめだ』と、すぐ結論を出してしまいます。勝手に思い込んで、勝手に結論づけてしまいます。

 まぁ、この場合、担当者が悪かったんですが、どうもよく相談もせず、自分たち同士で話し合って、勝手に結論を出してしまいます。
 言葉の行き違いから勝手に想像し、それを、他の中国人たちと相談し、『もうダメだ。』と結論を出してしまいます。
 自分で確かめようとせず、また、他の方法を考えようとせず、思い込みで結論づけ、ちょっと話せばすべて解決してしまうような問題で激しく悩んでしまいます。



 彼らと接しすぎると、私たちは、ついつい彼らが外国人であることを忘れてしまいます。日本語が通じているかどうか確認もせず、相手の返事を信じてしまいます。そんなところも気をつけてやらなければならないのが日本語教師の仕事でしょう。
 一歩下がって、常に彼らの言葉と行動を見なければトラブルが起きてしまう、それが異文化交流の難しさだと思います。

 それが分らないから、時には傷つき、傷つけ、涙し、苦しむんです…。








 言葉って、すごいですよね。

 それを教える日本語教師って、本当はすごい仕事なんです!!!
 けど、私に言わせると『日本語狂師』ばかり。





 激しく悩んだ彼でしたが、ようやく火がついてくれたようです。

 普段から、何でもやる前から『ダメだ!』と結論づけていた彼も、これをきっかけに大きく変わってくれました。






 そんな彼へ送った、最後のメッセージ。


























 『我々の前には必ず道がある。しかし、その道は、決して一本ではない。』














 私も信じています。

 『言葉のチカラ』を…。









出願締め切り3

ブログネタ
外国人入試 に参加中!
外国人入試 ≫
 夏休みも終わりですね。
 大学受験生たちのうち、現役生が受ける特別選抜入試(指定校・一般公募推薦、一芸入試)他、帰国子女、社会人、外国人入試とAO入試の準備で忙しくなってきました。

 準備は大丈夫でしょうか?

 ところで、これをお読みの日本人受験生の皆さんに聞きます。
 年明け、1月になってから推薦入試を探す受験生って、どんな人ですか?
 とりあえず、私は受験屋さんなので、私の業界では“馬鹿”です。
 けど、大真面目にこういう“馬鹿”なことをする人たちがいるんです。
 それは日本語学校というところの先生たちです。

 もちろん、この先生たちは『自分は悪くない。悪いのは学生だ。』と言います。一般の学校の先生が言ったら新聞沙汰になるようなことを、何ら罪悪感を感じずに平気でやってしまう人たちで、本当に恐ろしいと思います。
 この人たちは口々に『日本人の入試と外国人の入試は違うの!!』と発狂します。『なら、何が違うの?』と聞いてもろくな返事が返ってきません。
 本当に馬鹿ですね。


 さて、外国人入試というのは、ほとんどの大学で、一般の日本人高校生たちが受験する特別選抜入試と同じ枠で実施されます。そんなわけで、今日は学習院大学(経済)の出願締め切りでした。
 そして、来週から、立て続けに出願書類の締め切りがあります。
 早稲田大学の半分以上の学部はとっくに締め切られています。

 
 凄いですね。
 夏休みには大勢の受験生がオープンキャンパスに参加したり資料を取り寄せたりして志望校を探しているのに、志望校すら探そうとしない、いや、探させない、それどころか、無理に探させようとするとヒステリーを起こすおばさんすらいる、正に、想像を絶する世界です。

 …あ、もちろんそうでないところもありますよ(爆笑)。





パトリシア

曹操

記事検索
コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: