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 デスノートとかいうくだらないマンガが巷では流行っているそうだ。
 映画にもなったとかで、卒業旅行の日、強制的に見せられた。バスの中で。

 実にくだらない作品。

 『勝ち組』と『負け組』という区分けは嫌いで、『納得組』と『不満組』という区分けをしている私が、初めて『負け組』『負け犬』を意識した作品。

 このノートを欲しいと感じたら、そいつは『負け犬』だ、と。

 そう。

 人生、おしまいでしょ(爆)。



 それに対抗し、『ライフノート』を作った。
 風の女神とデートした時、そんな話をした。

 道 『デスノート知ってる?』

 風 『知ってます。読みました。面白いです。』

 そんな屈託のない彼女に

 道 『あんなノート、欲しがる奴は…。』

 …って言っちゃった(苦笑)。
 まぁ、酒も入っていたし。

 “ソンセニン(先生様)”に絶対服従のお国柄、いや、彼女、ちょっと顔が曇っちゃった。
 けど、そのあと、ライフノートの話をした。
 私は、新年度からこんなことがやりたい。それはこんな背景があって、私はそんな子どもたちを助けたいんだ!!!
 酒の勢いに任せ、またまた熱く語った。
 先生様に絶対服従の彼女、それでも熱い瞳を潤ませながらじっと聞いてくれた。
 そして、最後に熱い瞳で感動してくれた。

 風 『先生、素晴らしいです。ライフノート、すごいです!』

 社交辞令でも嬉しいじゃないか!!

 こういう時のこの娘、本当に優しい目をする…。


 真っ青な空に浮かぶ真っ白な雲が流れる姿を見るのが好きな女性。
 ついついカメラのファインダー越しにシャッターを押してしまう。
 彼女が日本語学校で私の学生だった頃、散々雲の写真を見せられたっけ…(笑)。
 キラキラと輝く瞳で夢を語る19歳の彼女。

 その瞳を思い出した。





 心配だ!

 不安だ!

 どうせうまくいきっこない!

 問題を早く解決しなければ…。

 考えてばかりいる生活だから、どうしても外の世界に目が向いてしまう。
 考えてばかりいる日常だから、どうしても負の発想が浮かんでしまう。


 なぜだろう?
 それは、時の過ごし方を間違えるから。




 人が過ごす時間には2種類ある。

 『考える時間』と『感じる時間』…。

 考える時間のかなりの割合はもちろん仕事の世界。考える世界に浸かり続けているから、ストレスがたまり、辛い生活を感じてしまう。その延長で、仕事以外での日常でも、考えてばかり、計算してばかりいるから、…デスノートが欲しくなる。

 感じる時間を過ごして、内の世界を豊かにすれば、もっともっと幸福になれるのに…。
 もっともっと『考える時間』を減らして『感じる時間』を増やせばいいのに…。



 『感じる時間』って何だろう?

 素敵な音楽を聴くとき。
 奇麗な絵を見るとき。

 心地よい温泉につかっているとき。
 風呂にゆっくり入っているとき。

 愛する人と過ごすとき。
 可愛いペットと過ごすとき。

 自然の中で過ごすとき。
 土と触れているとき。
 土の上を裸足であるくとき。
 川の水の音を聞いているとき。
 ピクニックへ行き、外で弁当を食べるとき。
 風を頬で感じてみるとき…。

 そして、

 空を眺めて、雲の流れを感じているとき…。



 感じること、心で考えるということ。
 考えること、頭で考えるということ。



 考えて過ごしている人たちが大勢いる。
 辛い思いを耐えている人たちがいる。
 それはお金のためではない。

 家族のため。
 愛する人のため。
 自分の未来のため。

 考えて過ごす世界で苦しんでいる。
 そんな人たちのために

 『感じる世界』を創り出す。

 『感じる空間』を演出する。



 私は考える時間を過ごす人々のため、仕事をする。
 未来を創るため考える時間を過ごし、走り続ける。
 考える時間へ旅立つ若者の背中を押すために。
 考える時間を戦い抜く勇気を与えるために…。



 けど、オマエは『感じる時間』を創り出す。

 それがオマエの仕事だ。



 風の女神と約束した。

 日本で就職できたら3年、日本で働く。
 その後、韓国へ帰ったら、さらに4年、修行をつむ。

 そして、空間デザイナーとしての芽が出てきたら、自分の事務所を持つ。

 それが彼女の夢。

 およそ7年後。

 彼女は32歳、私は46歳。


 道 『その時、俺はオマエのスポンサーになる。だから、俺も頑張らないとな(笑)。』







 人生に夢が必要なのではない。夢が人生を創るんだ!!



 また1つ、夢が生まれた。
 その第一歩を記そうとしている。



 今、彼女はポートフォリオの紙を買いに行っている。

 おかげで徹夜だった(爆)。








 けど、






 風の女神が味方についた。